子どもが乱暴でなくなった瞬間の思い出

小学生の息子がいる、30代後半の母親です。

子どもが幼稚園にいた頃のことですが、かなり頻繁に先生から「友達のだれそれを叩きました」といった暴力への注意を受けていました。それに並行して、同じ園のお母さん方からも直接的・間接的に注意をされ、そのたびに私は謝ってばかりいました。

最初のうちは、自宅でこっぴどく息子をしかりつけたのですが、そうして厳しくしつけたつもりでも全く効果はありませんでした。友達をひっかく、叩く、所有物を壊す、かみつく…と、私自身がおよそ想像できないようなひどい荒くれ様が、長く続きました。

ほとほと困っていた所、偶然息子が私の子どもの頃について聞いてきたことがあります。何とはなしに「ママは気が弱くていつもいじめられていて、一人ぼっちだったの。」と話しました。自分の幼稚園時代については真っ暗な思い出ばかりで、それを別に隠すつもりはありませんでした。

ところが息子はそれを真顔で聞いていました。その後、なぜかふっつりと苦情を聞かなくなったのです。先生には「〇くん最近とってもいい子で」とほめられました。

その後息子が語ったことです。「ママをいじめてた奴みたいに、弱い子を叩いたりするのはもうやめる。もし子どものママと同じ幼稚園だったら、俺ママと友達になるんだ」と言いました。涙が出ました。